NSXオーナーズデイ2023 (その2)

100台とそのオーナー、34名の同伴者

その1へ

開会

開会式では、1泊2日の走行プログラム「鈴鹿NSXミーティング」の特別講師である黒澤元治氏からもご挨拶いただきました。長きにわたりNSXに関わって来られた元さんを間近で見たのは初めてというオーナーもおられたかも。サインの求めにも快く応じていただきました。その後、3組に分けられた「S660スキッド体験走行」からプログラムスタートです。

S660でのスキッド体験走行
同じミッドシップレイアウトのS660によるスキッド体験走行

コロナ感染防止の観点から人数制限をしたことから、3つのオプションプログラムはすべて定員をオーバーし抽選となりました。このため、いずれのプログラムにも参加できないオーナーが多くする結果となり、この方たちへの代替プログラムを用意すべきであったとの意見をいただきました。また途中、一時にわか雨が降ったことを除いたとしても、手持ち無沙汰であり何らかの対応が必要でした。後日実施したアンケートでわかったことですが、参加者の4分の1はオーナー歴が5年未満の方でした。まだ仲間が少なく、会場でも戸惑われたことと思います。配慮が必要でした。会場全体が教習施設であり、そのためすべてが埋まっていたことから教室を用意することができませんでした。休憩・歓談するにはもう少しテントを設置するなどして、スペースや飲料などを用意する必要があったでしょう。これも次回以降の改善点です。

黒とシルバー
斜めから見ても美しいです

なくてはならない出店4社

30年以上経過、いまも走り続けているNSX。とはいえ、今もまた今後も問題が生じることは容易に想像がつきます。今回は、長年にわたりNSXと関わって来られた4社をお招きしました。T3TEC(メカニカル)、スタジオ・ロクゼロ(内装)、HCM(整備・点検)、ルートks(車両売買)、これまでのフィエスタではできなかったことです。各社は、いまのオーナーには必要・不可欠な情報を提供できる信頼できるパートナーと言ってもいいでしょう。大切に乗り続けてきた大好きな車を、これからも乗り続けるために必要なサービスを提供いただけることを期待しています。

シート張替えの需要は多いようです
傷んだシートの張替えはおまかせ下さい。ニーズは多いと思います。
ヒーターユニットのリビルト品
内部の劣化が懸念されるヒーターユニット、リビルト品はもう新品そのものです。

今回2台の赤のNSXが展示されていました。1台は無限NSXプロト、もう1台は走行距離1,100Kmの初期型クーペ。いずれも希少かつ、極上の美しさ。

発売当時の美しさを維持している
迫力のリアビュー
個性的なメーター類
走行1,100Kmのクーペ
発売当時の雰囲気が感じられる奇跡の1台

予報は終日曇りだったのですが途中雨が降り出し、参加者は交通教育センターの建屋内で雨宿り、SUZU-KAZEに食事に向かった方もおられました。心配しましたが、強くなることはなく、ほどなく止んでホッとしました。雨が上がった後に車を見ると、どの車も水滴がきれいに流れています。よく手入れされていることがわかります。普段から大切にしているので、30年経ったいまも多くのNSXが走り続けているのだと思っています。

雨でも美しいNSX
雨粒の流れを見ると、いかに丁寧に手入れされているかがわかります

元さん講義聴講

もう一つのオプションプログラムは、「鈴鹿NSXミーティング」のオープニングでいつも行われている、元さんこと黒澤元治氏のスポーツドライビング講義を聴講させていただくというものです。今回のミーティングには同伴者を含めて50名と聞いていました。ふたつの部屋をぶち抜いて、間隔をとって椅子を配置すると後ろの方に少しスペースが取れるのですが、ここに立席で参加させていただこうというものです。コロナ感染防止のため、安全な人数を設定し実施しました。もちろんマスク着用、会話禁止、同伴者の方にも入室はご遠慮いただきました。

元さんの講義聴講
教室で、鈴鹿NSXミーティングのプログラムに合流。元さんのお話を聞かせていただきます。

みんなで撤収

講義が終わり程なくすると雨も止み、空も明るくなってきました。ゆったり100台駐車するスペースは広いのですが撤収する物は少なく、ゴミを含め参加者の皆さんにも協力いただき、使用したテーブルやいすを搬出しました。こうした光景も今までにはなかった初めてのことですが、速やかに完了。このあとパレードランなのですが、もう会場には戻らないので、ここで閉会のあいさつをすることにしました。雨が降ったこと以外はほぼ予定どおりに進行しました。これは、参加者の皆さんが指示どおりに行動いただいたことによるもので、このこと自体が素晴らしいものでした。感謝するとともに、皆さんは自慢していいことだと思っています。こうした自信は次回に繋がります。今回は試行錯誤の部分がある旨は開会の時にお話ししていましたが、足らなかった点、改善すべき点は明らかになり、皆さんの期待を感じて次回に反映させることでより良いものができると最後のパレードに向かう車中で確信しました。

そろそろ終盤に

その3へ続く

投稿者: 管理者

1993年からクーペ、2000年から92R

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